皆さんの周りには幼稚園や保育園はありますか?
幼稚園に通っていた人もいれば保育園に通っていた方もいるかと思います。
では、幼稚園と保育園の違いは何でしょうか。
料金?または学力でしょうか。また、どちらに行くべきか迷った場合はどうすれば良いのでしょう。
今回は幼稚園と保育園の違いについて調査していきます!
目次
幼稚園と保育園の違いは料金?学力?

では幼稚園と保育園の違いはなんでしょうか。
根本的な幼稚園と保育園の違い
それぞれを簡潔にに説明すると以下の通りとなります。
幼稚園
- 文部科学省が管轄
- 満3歳児から入園可能
- 保護者就労は問わない
- 先生の免許は幼稚園教諭免許
保育園
- 厚生労働省が管轄
- 0歳児から入園可能
- 保護者の就労が必要
- 先生の免許は保育士免許
わかりやすい違いではこのような感じですね。
また、幼稚園と保育園では運営の目的も異なります。
幼稚園:就学前の教育
保育園: 親の就労に伴う保育
つまり小学校への準備としての幼稚園、仕事で子育てが難しい環境で保育を目的としているのが保育園ということになります。
そのため根拠法令も異なり、幼稚園は学校教育法、保育園は児童福祉法となります。
幼稚園は教育施設であるため給食はその施設によりあるかないかは異なります。
しかし、保育をメインとした保育園では給食が必須となります。
幼稚園と保育園の違いは料金も?
では、料金に関してはどうなるのでしょうか。
幼稚園と保育園では料金が割と違います。
幼稚園は基本的にどんな家庭でも一律の料金となります。
しかし、公立と私立では値段が倍違うという報告もあります。
平均を見ると公立で22万/年、私立では53万/年となっています。
このような料金の違いをみると幼稚園も小中高校と同じ教育施設なんだなと再認識されますね。
幼稚園で1番料金割合が高いのが教育費となっています。そのくらい教育に力を入れているということですね。
では、保育園の料金はどのようになっているのでしょうか。
保育園は5つの点から料金が決まります。
- 住んでいる自治体
- 世帯所得
- 子どもの年齢
- 子どもの人数
- 保育時間
住んでいる自治体の財政状況や子育て支援にどこまで力を入れているかで保育料が変わります。
世帯所得の多い少ないでも料金が変わります。収入が少ない家庭であっても入園できるようにするための措置とも言えるでしょう。
子どもの年齢でも変わり、3歳未満は3歳以上に比べ保育士が通常よりも多く必要となるため高くなります。
また、同じ家庭から複数人が入園することで軽減額は異なりますが料金はひくくなることがほとんどです。
保育時間は大きく分けて「保育短時間」と「保育標準時間」というものがあります。
自治体でその料金は異なりますが、保護者の就労時間の短い方が参考となります。
保育園の平均としては0円〜7万円と幅広く平均では2万円ほどとなっています。
年間では平均では24万円ほどですね。
なお、認可保育園ではなく認可外保育園の場合はもっと高額になることがあるため、認可されているかどうかも選ぶ基準となります。
幼稚園
- 料金はどの家庭でも一律
- 公立と私立で異なる
- 私立の方が高い
保育園
- 自治体の財政状況や子育て支援への力の入れようで変わる
- 世帯年収で料金が変わるため貧困での差が出にくい
- 年齢や一つの家庭から複数人の入園者がでることで料金が変わる
- 保育時間でも変わる
簡単にまとめるとこのような感じですね。
幼稚園は一定の金額のため世帯年収に左右されません。
そのため低所得の家庭にとってはキツい出費となってしまう可能性があります。
その点保育園は世帯年収に合わせた金額になるため幼稚園よりは融通が効きます。
しかし、料金があがる因子が複数あるため料金が上がってしまう可能性もあります。
3歳未満の場合はさらに料金があがるため注意が必要です。
幼稚園と保育園の違いは学力も?
では幼稚園と保育園の違いは学力も異なるのでしょうか?
先述したように保育園は親の就労に伴う保育が目的であり、幼稚園は就学前の教育が目的です。
この時点でなんとなく幼稚園の方が教育に強いイメージは持てますね。
さらに幼稚園では読み書きや、お絵かき、習い事などなど様々なことも行います。
そのため小学校に入る前から学習することをなじませることができます。
私立幼稚園では入試があるところもあり、ガッチガチに教育感があります。
また、幼稚園に集まる親御さんは最初から教育をメインにしている方が多いため、習い事や学校の情報なども集まりやすいです。
他の親御さんとの繋がりも作りやすいのが特徴です(それが嫌だという方もいますが)
もちろん、保育園は全く教育がないかというとそうではありません。
しかし、「教育」という点においては幼稚園に分があると言えます。
とはいえ、子供に必要なのは勉強だけではないのも確かです。
保育園でも十分子どもは成長します。
幼稚園と保育園迷ったらどっちが良いの?

結局のところ、幼稚園と保育園迷ったらどっちがいいのでしょうか。
保育園は保護者が働いていないと入園できないため、父母のどちらかが働いていない場合は保育園には入れません。
そのため幼稚園一択となります。
共働きの場合は幼稚園と保育園どちらも選ぶことができます。
幼い頃から教育環境に子どもを置きたいなら幼稚園が良いでしょう。
しかし、預けることができる時間が保育園に比べ短いため、迎えにいけない方は幼稚園側から断られてしまう可能性もあります。
そもそも生活が厳しく、長時間働く必要があるならば保育園が無難です。
私立の幼稚園の場合は高額ではありますが相応の教育も受けることができる可能性があります。
幼稚園か保育園かを選ぶ際には
- 家庭環境(保護者の仕事の有無や世帯年収)
- 保育と教育どちらに重きを置くか
この2点が決めてとなるでしょう。
必ずしも幼稚園・保育園どっちが良いということはありませんが家庭環境と子どもにとって健やかに成長できそうな道を選んであげるのが保護者の役目でしょう。
保育園から東大に行った人もいますし、幼稚園から東大にいった方もいます。
どちらにいったから劣っている、ということはありません。
まとめ:幼稚園と保育園は様々違うので子どもにとって良い道を選んであげましょう
今回は幼稚園と保育園の違いについて調査してきました。
基本的な違いは
幼稚園
- 文部科学省が管轄
- 満3歳児から入園可能
- 保護者就労は問わない
- 先生の免許は幼稚園教諭免許
保育園
- 厚生労働省が管轄
- 0歳児から入園可能
- 保護者の就労が必要
- 先生の免許は保育士免許
となります。
また料金や学力なども違いがあるためしっかり確認しましょう。
幼稚園か保育園か悩んでいる方へ少しでも役に立つと幸いです。
最終的には子どもにとってどの選択が幸せかが重要です。
中には幼稚園や保育園に行かなくても立派に成長している人もいます。
小さい子どもたちに本当に必要なものが何かを模索していくのも子育てなのかもしれませんね。