政治・経済

世論調査は誰が電話をしてる?選ばれる基準やしつこい時の対処法は?

朝日新聞の世論調査で安倍内閣の支持率が29%と発足以来最低の数字となったことを発表しました。不支持率は52%と増え5割を超えました。

度々耳にする世論調査という言葉ですが、皆さんは世論調査の連絡が来たことはありますか?今回の場合は朝日新聞が行った世論調査ということですが、実際に朝日新聞の人が電話をしているのでしょうか?

今回は「世論調査は誰が電話をしてる?選ばれる基準やしつこい時の対処法は?」ということで世論調査にあれこれを説明します。

世論調査とは

そもそも世論調査とはなにかわかりますか?
世論とは「世間の大多数の意見」で、調査は「事を明らかにするために調べること」という意味です。つまり「世間の大多数の意見を明らかにするために調べること」ですね。

世論調査のやり方は「電話をひたすらかけまくる」です。

しかし、「世論」ということくらいですから少ない数ではありません。つまり大人数で電話をしているはずです。はたして新聞社の方が電話をしているのでしょうか?

世論調査は誰が電話をしてる?

世論調査ではコールセンター」を利用しています。コールセンターにはバイトや派遣の一般の方が働いていることがほとんどです。世論調査は基本的に質問することがメインとなるため専門の方ではなくても働くことができます。

コールセンターにいる60人前後が一気に電話をして聞き取りを行います。もちろん、テンプレートもあるため電話相手に失礼がないようにしています。とはいえ、政治に興味がない方や忙しい方などもいますよね。

そんなときに世論調査を受けた側は「なんで私の電話番号を知ってるんだろう」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?

世論調査に選ばれる基準は?

突然の世論調査にびっくりする方も多いようです。「なぜ私が?」と疑問に思うでしょう。
続いて世論調査に選ばれる基準について説明します。

結論「ランダム」です。固定電話と携帯電話の番号をコンピューターでランダムに組み合わせて電話をしています。ランダムであることには理由があります。

この理由が「同じ方からの回答では偏ってしまうから」です。
世論調査は基本的に「たくさん」の「いろいろ」な人から回答を得たいため、同じ連絡先に電話をしては意見が偏ってしまいます。これを避けるためにランダムとなっています。

一回も世論調査を受けたことがない、何度かあるという方も運がいいのか悪いのかという話だけなのであまり気にしないようにしましょう。

元々は世論調査は固定電話だけでした。
しかし、固定電話を持たず、携帯電話のみを持つ人が増えたため携帯電話も世論調査の対象となりました!

世論調査は意味があるの?

世論調査は誰からの電話なのか、選ばれる基準についてお話ししてきました。では、そもそも世論調査は意味があるのでしょうか?

国勢調査が発表されたからといって急に政治が変わったり、誰かが辞任したりということもありません。あくまでも私たち国民のその時の意見が発表されるだけです。なら、そこまで重要なことではないのでは?

と、私は思っていました。しかし、世論調査はとても重要なんです。

新聞社の行う世論調査はその新聞の読者に「国民全体がどのような考えを持っているか」を示すために行われています。そして、この国民には「政治家」も含まれます国民の信頼があってこその政治です。

つまり、国民の意見などを見ることで徐々に政治が変わっていく可能性があるということです。もちろん、急激な変更は政治が崩れるためありませんが、国民の望んでいる理想と現実をすり合わせていくために「世論調査」が重要となってきます。

私たちの意見を表すタイミングとして「選挙」が挙げられますが、残念ながら投票率はかなり低いです。
しかし、世論調査であれば電話で20個ほどの質問に答えるだけでいいのです。しかも、専門的な知識は必要なく、自分の思っている事を述べれば良いため難しいことは1つもありません。

とはいえ「めんどくさい」「急な電話は怖い」といった気持ちもあるでしょう。

世論調査がしつこい時の対処法

世論調査では一度断っても「いつなら電話が大丈夫か」と聞かれることがあります。政治に興味がない、突然怖い、面倒だど色々な意見があります。断ることは何も問題がないため、断ってOKです。

正直、個人的には長い時間ではないため協力してほしい所ですが、あまりにもしつこいときの対処法を紹介します。

基本的には以下のことを話すといいでしょう。

  • 回答する気は無いから二度と電話をして来ないで欲しい。
  • あまりにもしつこいと警察に相談します。

基本的にはしっかり断ればOKです。また、世論調査は国勢調査とは違い義務はありません。つまり、私たちの生活を脅かすほどの連絡は迷惑な行為と判断できます。そのため、あまりにもしつこい場合には少し強気に出てもいいでしょう。

とはいえ、コールセンターの方もそこまではして来ないと思うので、数回断れば電話は来なくなるでしょう。しかし、あくまでもランダムのため運が悪ければ電話が来てしまうかもしれません。その時は諦めましょう。

コールセンターの方はバイトや派遣の一般の方です。想像になってしまいますが、電話口で怒鳴る人もいるでしょう。きっとコールセンターの方も怖がっていると思います。少しの協力・優しさをだしてみても良いのではないでしょうか。世論調査は私たちの強い味方になるはずですよ!

まとめ

世論調査は誰が電話をしてる?選ばれる基準やしつこい時の対処法は?」ということでお話ししてきました。

簡単にまとめると、コールセンターの一般の人が電話をしていて、完全ランダムで選ばれる。そしてしつこいときには断ってもOKということです。

しかし、私たちの意見を大々的に広めるためには世論調査は重要です。時間もそこまでかかるわけではないため協力し、私たちの意見を国の目に止まるようにしましょう。

不支持率が50%を超えてしまった安倍内閣はどうなってしまうのか・・・

選挙も世論調査も頑張っちゃいましょう!

では、今回はこの辺で。