政治・経済

東京の出産一時金10万円の増額はいつ?里帰り出産で電子クーポンは使える?

東京都が出産一時金の増額を都独自で行うことがわかりました。

出産一時金の増額に関しては全体として見送られていた中での今回の方針ということで話題となっています。

今回は「東京の出産一時金の増額はいつから?他県は?病院で電子クーポンは使えるの?」ということで紹介します。

東京の出産一時金10万円の増額はいつ?

では東京の出産一時金10万円の増額はいつからなのか紹介します。

出産では様々な費用がかかるため予想外の負担がなされる場合もあります。

そんな中での出産一時金の増額ということでかなり助けになるんではないでしょうか。

2021年度に電子クーポンで給付予定

東京都の出産一時金の追加支援金は10万円で、その配布は10万円を電子クーポンで給付予定となっています。

そして給付予定となっているのは来年度からとのことなので、早ければ2021年4月1日となります。

しかし、特別定額給付金の時のことを考えると4月1日すぐに貰えるわけではないと予想できます。

その理由としては

  • 出産一時金自体を増やすわけではない
  • 妊娠証明や手続き後2週〜1ヶ月はかかる可能性

出産一時金自体を増やすわけではないため、出産一時金とは別で申請が必要となる可能性が高いでしょう。

また、今回の10万円の支援金が出産一時金とリンクしている場合は妊娠期間が4ヶ月超えているかどうかも給付の判断材料となります。

出産一時金は妊娠4ヶ月を超えてから申請することができるため、支援金も同じ給付基準となる場合は妊娠したからすぐに受け取れるとは限りません。

特別定額給付金の際には手続き後2週〜1ヶ月ほど間が空いての給付でした。

人数がかなり少なくなるためもっと早くの給付とはなると思われますが、すぐに給付とはならないでしょう。

出産一時金の増額はなぜ?

出産一時金の支援金は少子化対策の一環として、1月末に発表する新年度予算案に盛り込む方針となっています。

現在、出産に多額の費用がかかるため「産み控え」の傾向にあります。

そうなると少子化が進み、さらに少子高齢化が進んでしまうことを懸念されます。

そう言った背景もあり支援金という形で配布する方針が固まっているようです。

東京は出産費用が他県に比べ高い傾向

東京都の出産費用は他県に比べ最も高く、全国平均が約51万円に対し東京都は約62万円と10万円以上高い傾向にあります。

今回の10万円の支援金は他県との差額をなくすために10万円という設定がされたのではないかと考えられます。

出産一時金は基本的には子供一人あたり42万円となっています。

もちろん、地域によって追加があったりすることもあるため完全な一律とはなりませんが、出産場所や地域などで差が出てしまっています。

また、2020年には出産一時金自体の増額が検討されていましたが2021年の増額は見送られたくさんの人たちがガッカリする結果となりました。

そのため尚更「産み控え」が目立つようになっているため、今回の東京都の方針はかなり期待されているといえるでしょう。

里帰り出産で電子クーポンは使える?

出産支援金10万円は電子クーポンでの支給となる方針ですが、里帰り出産では電子クーポンが使えるのでしょうか。

電子クーポンが使えない可能性あり

実は東京都以外では電子クーポンが使えない可能性は大いにあります。

今はまだ詳しい情報は出てませんが東京都からの支援金であるため「東京都在住」である必要があります。

そのため電子クーポンも基本は東京都内での使用が想定されているでしょう。

基本的に産婦人科などの病院での使用が想定されます(使用が限定されていなかったらその限りではないが・・・)

都市部では電子クーポンの取り扱いが普及していますが、地方ではまだ整備ができていないところが数多くあります。

今回の支援金は「東京都独自」のものであるため他県での使用のための整備は中々難しいでしょう。

国で定めた出産一時金とは別の扱いということになりそうなので、尚更ですよね。

そのため、里帰り出産などを考えている方はタイミングが悪いと電子クーポンで受け取っても使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。

せめて現金での給付であればまだ違ったのかもしれませんが・・・

なぜ電子クーポンでの配布なのか

そもそもなぜ電子クーポンだったのでしょうか。

これはあくまでも予想になりますが特別定額給付金で痛い目にあったのではないでしょうか。

特別定額給付金は10万円が現金での配布でした。

そのため、振り込み作業がかなり大変だったようで行政がかなり圧迫していたという話が出ています。

(夜遅くまで作業していたとかなんとか・・・)

電子クーポンの場合はある程度の過程が飛ばせるため特別定額給付金ほどの労力がかかりません。

妊娠中ということもあり動き回ったりするのが大変なため電子クーポンとしての支援金の方が全体的に安心で時短にもなるという背景もあり、電子クーポンとなったのでしょう。

まとめ:2021年4月以降に支援金給付の可能性大!電子クーポンは使いづらいかも

東京の出産一時金10万円の増額はいつ?里帰り出産で電子クーポンは使える?」ということで紹介しました。

東京の出産一時金10万円の支援金は2021年4月以降からとなります。

詳しいことは1月末の新年度予算案に組み込まれるようですが、特別定額給付金の前例があるためスムーズに進むのではないでしょうか。

電子クーポンであることに少し不安はありますが、使いやすい形にはなるはずなので像区方を楽しみにしておきましょう。