正月と言ったらおせちやお雑煮、伊達巻に数の子・・・・などなど
たくさんの食べ物があります。
そんな中、ある地域では「ナメタガレイ」という魚をお正月に食べるようです。
今回は「正月にナメタガレイを食べる理由は?食べる地域は東北のみ?」ということで紹介します。
目次
正月にナメタガレイを食べる理由は?

では正月にナメタガレイを食べる理由を紹介します。
ナメタガレイは縁起物!
ナメタガレイは年取り魚という大晦日、年越しの食事につける魚の一種となっています。
基本的に昔から年取り魚は東日本では鮭、西日本ではブリが多く用いられます。
冬のカレイは子持ちで、その卵の色が金色に似ているため「子宝」や「商売繁盛」などといった縁起物とされています。
基本的には煮付けにして食べる方が多く、高級魚として扱われています。
今の時期(12月後半)は1匹4000〜5000円ほどで売られていることが多いです。
ナメタガレイの旬は?
ナメタガレイの旬は脂がのる晩秋から産卵する4月ごろまでとなっています。
旬にしてはかなり長めの期間がありますが、旬の中でも最も高級魚として扱われるのは子持ちの期間です。
12月〜1月のナメタガレイは最も価格が高くなり、美味しいとされる旬の中の旬となります。
ピンポイントで正月に食べるにはもってこいの状態であるためナメタガレイは人気の魚となっています。
12月の初めごろにナメタガレイを釣りに行く釣り人も多く、そこで釣ったナメタガレイを冷凍して正月に食べるようです。
実はナメタガレイはオスの方が美味しい?
卵を持っているナメタガレイがもっとも高級で美味しいと言われていますが、実は卵を持つメスよりもオスの方が美味しいという話もあります。
これには理由があり、メスはお腹に卵を持ったあと栄養を卵に送るようになります。
その結果、ナメタガレイの体に回るはずだった栄養が半分(実際にはどのくらいかわからないが)となります。
その結果、ナメタガレイのメスの身質は劣るのではないかと言われています。
それはその魚にも言えることではあります。
こういったこともあり、身質的にはオスの方が美味しいということになります。
しかし、メスには卵があるため全体で見るとナメタガレイはメスの方が美味しい!となるのかもしれませんね。
正月にナメタガレイを食べる地域は東北のみ?

では、ナメタガレイを食べる地域は東北のみなのでしょうか?
先述したようにナメタガレイは年取り魚として食されています。
ナメタガレイは三陸海岸の岩手県や宮城県で食べられています。
お正月といったらナメタガレイ!というくらい正月のメジャーな魚です。
他の地域ではナメタガレイは鮮魚店やインターネットで購入する以外入手方が無いことがほとんどですが、三陸海岸周辺ではどのスーパーにも置かれています。
北海道、三陸~常磐の太平洋側に多く生息しているということも特徴です。
ナメタガレイ自体は全国で食べることはあるようですが、正月に特別食べるのは東北、なかでも三陸海岸のある岩手県や宮城県となります。
まとめ:高級魚ナメタガレイを食べて良い年越しを!
「正月にナメタガレイを食べる理由は?食べる地域は東北のみ?」ということで紹介してきました。
ナメタガレイはなかなか高い魚ではありますが、切り身を買えば割とお手頃に購入することができます。
もちろん、お正月に食べるなら子持ちを選びましょう!
ナメタガレイを食べて良い年越しをしてみてはいかがでしょうか。