政治・経済

【最新情報】ベルリンの慰安婦像の場所やコリア協議会は?なぜ撤去されない?

ドイツに設置されている慰安婦像が3体目になり、撤去の動きをしていたはずでしたがいまだに撤去されることはありません。

そもそも慰安婦像とは日韓の問題だったはずですが、ドイツにまで慰安婦像が設置されています。

今回は「【最新情報】ベルリンの慰安婦像の場所やコリア協議会は?なぜ撤去されない?」ということで紹介します。

【最新情報】ベルリンの慰安婦像の場所は?

ドイツの首都であるベルリンには慰安婦像が9月下旬に設置されました。

ではベルリンのどこにあるのでしょうか。

ベルリン市ミッテ区に慰安婦像設置

ベルリンの慰安婦像はミッテ区にあります。

ミッテ区は連邦議会議事堂やブランデンブルク門などがあります。

ミッテ区でも住宅街が広がるモアビート地区の一角、連邦首相府から西北西に2キロほどの公共の場所に慰安婦像は設置されました。

フリーデンスシュタットゥーと書いてありますがドイツ語で「平和の像」という意味があります。

引用元:JBpress

上記の像がベルリンに設置された慰安婦像のようです。

一体誰が慰安婦像を設置したのでしょうか。

設置した団体はコリア協議会が中心

ベルリンの慰安婦像を設置したのはベルリンにあるコリア協議会という組織が中心となって設置をしたようです。

コリア協議会の場所はフリーデンスシュタットゥーの近くにあります。

コリア協議会はNPO法人であり、ドイツにいる韓国人の生活や文化、福士などを助けたりドイツに韓国の良さを広げたりしている団体です。

つまり、韓国のことをドイツに知って欲しいから行動をしている団体だと思えば良いでしょう。

このコリア協議会が中心となり慰安婦像とは何かを説明していることでしょう。

慰安婦問題についてはこちらの記事に書いてますのでご確認ください↓

安倍総理の土下座像が韓国の植物園に設置されたことによる国内の反応

そもそも現在まで慰安婦問題について話し合い・協議しているのは日本と韓国のみです。

つまり、ドイツには詳しい内容はわからずに設置されている可能性すらあります。

慰安婦像の説明次第ではドイツの日本に対するイメージはかなり悪くなる可能性があります。

【最新情報】ベルリンの慰安婦像が撤去されない理由は?

ではベルリンの慰安婦像が撤去されない理由について現段階でわかっていることをまとめます。

9月下旬に慰安婦像が設置され、撤去依頼を申請

2020年9月下旬に慰安婦像がベルリンに設置されました。

ドイツにはすでに2体の慰安婦像があったのにもかかわらずベルリンの慰安婦像にだけ目が向けられたのは唯一公共施設に設置されたからです(他の2体は私有地に設置)。

その後、茂木外相は10月1日にドイツのハイコ・マース外相とテレビ電話会談を行った際に、慰安婦像の撤去を求めました

10月7日にはミッテ区がコリア協議会に対して10月14日までに撤去するように命じ、従わない場合は強制的に撤去することを伝えました。

撤去理由としては日韓の問題にドイツが関わることは望ましくないということです。

撤去が不可能になってしまう動き

撤去を命じたミッテ区でしたが、撤去が不可能となってしまう出来事が起きます。

ドイツや韓国だけでなく、オーストラリアやアメリカなどの国々から反対意見が殺到したそうです。

ドイツの元首相であるゲアハルト・フリッツ・クルト・シュレーダー元首相は慰安婦像の撤去反対を主張する手紙を当局に送っていました。

シュレーダー元首相は韓国人女性のキム・ソヨン氏と結婚の噂が流れたり、慰安婦の平和賞を与えるなどの発言も過去にしており、韓国寄りの考えが目立ちます。

また、コリア協議会は「この像は戦時下における女性への性暴力をテーマとしたもので、日本に特化したものではない」と発表しました。

あくまでも世界全体の戦争において被害を受けた女性のために設置したというわけです。

ドイツはナチス関係でも暗い歴史を持っているためこのような主張を通してしまう可能性はありました。

その結果、国内外から慰安婦像撤去に対して批判的な意見が多くあったこともあり10月13日に当面の間はこのままとすることを発表しました。

いつまでベルリンの慰安婦像は設置されるのか?

ドイツにある日本大使館は現在も撤去を要請しているが見通しは厳しく、2021年9月まで設置と決められていました。

しかし、ミッテ区議会では慰安婦像の「永続設置」を求める動議を12月1日に圧倒的多数で可決されました。

つまり、ミッテ区の慰安婦像撤去命令は撤回されてしまったのです。

一度設置されてしまうと撤去することは難しく、またベルリンの慰安婦像は「戦時下における女性への性暴力をテーマとしたもの」とされているため批判の声も少ないのでしょう。

このままでは永久に設置されたままであることは確実です。

このような方法で世界各地に慰安婦像を設置されてしまう可能性すらあります。

設置される前に日本が動かなければ間違った歴史や慰安婦問題について広まってしまうかもしれません。

まとめ:ベルリンの慰安婦像は”ほぼ”永久的に設置されることに

【最新情報】ベルリンの慰安婦像の場所やコリア協議会は?なぜ撤去されない?」ということで紹介してきました。

慰安婦像と設置の中心となったコリア協議会の本部が近く、公共施設に作られてしまうのは日本にとって痛い結果となったことでしょう。

しかし、コリア協議会はあくまでも「戦時下における女性への性暴力をテーマとしたもの」との発言だったため日本があまり強く撤回を言い続けることも難しいかもしれません。

なんにせよ、設置される前に動かなければ今後も増えていく可能性はあります。

今後の政府の対応が気になるところです。

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