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R-1グランプリ2021の視聴率が低かった理由は?過去の視聴率と比較

R-1グランプリ2021が終わり、優勝者は3年ぶりに出場したゆりあんレトリィバァさんとなりました。

今年から参加規程が変わった新R-1グランプリですが、今回の視聴率がなんと関東で6.6%とかなり低かったことがわかりました。

今回は「R-1グランプリ2021の視聴率が低かった理由は?過去の視聴率と比較」ということで紹介します。

R-1グランプリ2021の視聴率と過去の視聴率を比較

ではまずば本当に今年のR-1グランプリの視聴率が低かったのかを過去のR-1と比較してみましょう。

開催年 平均視聴率(関東/関西) 優勝者
2021 6.6/10.6 ゆりやんレトリィバァ
2020 7.1/10.3 野田クリスタル(マヂカルラブリー)
2019 9.3/15.3 粗品(霜降り明星)
2018 8.3/11.2 濱田裕太郎
2017 9.2/13.8 アキラ100%
2016 11.8/12.3 ハリウッドザコシショウ
2015 10.2/14.7 じゅんいちダビッドソン
2014 7.2/11.9 やまもとまさみ
2013 11.6/17.7 三浦マイルド
2012 11.3/18.4 多田(COWCOW)
2011 13.9/14.1 佐久間一行
2010 14.3/19.0 あべこうじ

今年の視聴率と過去10年分の視聴率を出しました。

もともと関東よりも関西の方が視聴率は高い傾向にあります。

一番高かったのは2010年のR-1ぐらんぷりです。

過去10年分と比較すると一番低い視聴率となりますが、実は2002年の関西でのみ包装されたR-1ぐらんぷりでは関西の視聴率が6.5%をたたき出しています。

とはいえ、この当時はそこまでメジャーではなかったため仕方がなかったと言えるでしょう。

そんな2002年の次に低かった2021年のR-1グランプリ。

10年前は二桁の視聴率でしたが最近ではついに一桁半ばまで落ちてしまいました。

2002年優勝のだいたひかるさんは2021年のゆりやんレトリィバァさんが優勝するまで唯一の女性芸人での優勝でした。

女性の優勝者は珍しいなかでのこの視聴率となってしまいテレビ側としては悔しいことでしょう。

R-1グランプリ2021の視聴率が低かった理由は?

では、視聴率が低かった理由をあげていきます。

これはR-1を見ていた方々の意見をまとめるとわかりやすくなります。

点数とネタの中身が釣り合っていない

今年も例年通り点数制でしたが、ネタに対し点数が過剰に高かったという意見が多数あります。

そもそも、審査員の人選がまずいとの意見も多数あります。

審査員としてではなく、出場者としてみたい方々が審査員をしてしまっているのは何故なのでしょうか。

昨年優勝したマヂカルラブリーの野田クリスタルさんが審査員として使っているのも今年のR-1に期待していた人たちからするとマイナスだったようです。

運営が本当にダメ

2021年のR-1の運営はなかなか悲惨でした。

ネタの最後に音楽がかぶってしまったり、番組の流れがかなり早く視聴者が追い付けていない場面もありました。

さらに、司会の選出や審査員の選出にも非難が殺到しています。

機会の不具合も起こったようで運営側も出場者側も見ているこっちもてんやわんやとなっていました。

決勝戦も誰が誰に何点と表示されずに点数だけで緊張感が感じられないなど、演出に関しても数多くの否定的意見があります。

R-1運営の芸人へのリスペクトが感じられない大会となってしまったようです。

新鮮さが思ったよりもない

2021年のR-1グランプリは出場資格が一気に変更となりました。

R-1グランプリ2021の出場資格が変更された理由は?

上記の記事でもまとめましたが、出場資格変更の理由の一つにR-1グランプリを新しくするためという理由がありました。

今までは「R-1ぐらんぷり」で今年は「R-1グランプリ」とカタカナに変更し、いつもとは違う一新したR-1を見せてくれました。

しかし、良い意味での新鮮さではないと考えている人も多くいます。

演出が安っぽくなっていたり、評価や最後の点数発表などもっと見せ方があったのではないかという意見があります。

あれだけR-1が新しくなったと言っているならもっと変わってほしいということなのでしょうか。

個人的には新しい顔ぶれが増えたり、優勝したゆりあんレトリィバァさんの涙など新鮮さは割と感じられた気がします。

以前のように芸歴10年以上の大ベテランのネタを見たかったという意見もありました。

R-1の立ち位置がM-1とキングオブコントと離れすぎている

突然ですが過去のR-1グランプリの優勝者の名前はパっと思い浮かびますか?

ではM-1やキングオブコントの優勝者はどうでしょうか?

M-1やキングオブコントで優勝、準優勝したコンビはその放送後からどんどんテレビに出演します。

なんならM-1の決勝に残っているだけでもメディアに取り上げられるようになります。

そのくらいM-1やキングオブコントは世間への影響があります。

では、R-1はどうでしょうか?出場者の名前がパっと出てくるでしょうか。

これは芸人の質や面白さ云々もそうですが、R-1という番組の認知度がかなり低いことが原因ではないでしょうか。

R-1で優勝したから大人気に!という方は極々稀です。

ゆりあんレトリィバァさんはR-1優勝前から有名ですし、R-1優勝での恩恵はM-1ほどではないでしょう。

2020年のM-1の視聴率は19.8/29.6%(関東/関西)と2021年のR-1の3倍以上の視聴率を誇ります。

R-1グランプリとしての質を高めて、M-1やキングオブコントなどの位置まで認知度を上げられれば視聴率もかなりあがるのではないでしょうか。

まとめ:R-1グランプリには伸びしろしかない

R-1グランプリ2021の視聴率が低かった理由は?過去の視聴率と比較」ということで紹介してきました。

視聴率が低かった理由は今回4つ挙げました。

  • 点数とネタの中身が釣り合っていない
  • 運営が本当にだめ
  • 新鮮さが思ったよりもない
  • R-1の立ち位置がM-1とキングオブコントと離れすぎている

ここ数年の視聴率を見ると最初からR-1グランプリに期待していない人も増えてしまっているようです。

今回、かなりの数の批判があったと思われます。

来年のR-1グランプリは批判された部分を直せれば伸びしろだらけなので一気に改善できるかもしれません。

来年のR-1グランプリがどう変わるのか期待していましょう!

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