菅首相となってから度々耳にする「日本学術会議」という言葉。
あなたは日本学術会議とはどのようなものか知っていますか?
日本学術会議の会員に6名が任命拒否され話題となっています。
今回は「日本学術会議の任命拒否の理由は?」ということで紹介します。
目次
日本学術会議の任命拒否の理由は?

ではさっそく日本学術会議の任命拒否の理由についてお話しします。
まずは日本学術会議とはなんなのかを簡単に説明します。
日本学術会議とは
日本学術会議とは日本の人文・社会科学・生命科学・理学・工学の全分野の科学者87万人以上を代表する期間です。
210人の会員と約2000人の連携役員によって職務が担われています。
日本学術会議の基本的な役割は以下の通りです。
- 政府に対する政策提言
- 国際的な活動
- 科学者間ネットワークの構築
- 科学の役割についての世論啓発
基本理念は以下の通りです。
- 科学に関する重要事項を審議し、その実現を図ること。
- 科学に関する研究の連絡を図り、その能率を向上させること。
つまり、日本の科学の発展において重要な位置にある期間であることがわかります。
日本学術会議の任命拒否の理由
そんな日本学術会議の会員候補の任命拒否が起き話題となりました。
これは何が問題かと言うと「学問の自由への侵害」ではないか?ということです。
日本学術会議の会員候補は推薦のため何かしらの科学における結果を残した方々が選ばれます。
そしてあくまでも総理大臣からの「任命」であるため拒否をすることは違法なのではないか?とも言われています。
日本学術会議はあくまでも公務員。内閣総理大臣の所轄のもと、政府から独立して職務を全うします。
そのため今回の任命拒否は問題ないと言う意見と学問の自由の侵害であるとしている意見で分かれています。
今回の任命拒否の理由は明確にはされてはおりません。
この任命拒否の不透明性に関して大気は波紋を生んでおり、政府からの明確な説明が求められています。
拒否は過去にもあった?
現在の任命制度になった2004年以降任命拒否は初めての出来事でした。
もちろん、任命直前の不祥事などでの任命拒否などはあり得ますが今回のような説明がなく任命が拒否されることは過去にはありません。
今回任命拒否された6名にとってはもちろん、推薦した方々にとってもマイナスとなってしまうのは間違い無いでしょう。
前例踏襲良いのかという菅首相の言葉

菅首相は退任する会員が後任を指名することができる仕組みをそのまま前例を踏襲するのはいいのだろうか、と考えているようです。
日本では昔からこのような形をとることは多くみられます。
菅首相としては新しい風を迎え入れるために行ったことなのかと思いましたが、実際のところよくわかりません。
なにかしらの理由があるのであれば任命拒否の理由をすぐに発表するべきです。
しかし、私の理由は発表されませんでした。そのせいもあり様々な噂まで出てしまっています。
内閣総理大臣へのスタートが良かっただけに国民は今回の件でガッカリしてしまっている方が多いことでしょう。
まとめ:より明確な理由を出すべきである
「日本学術会議の任命拒否の理由は?」ということで紹介してきました。
今回の任命拒否は菅首相となってから初めての大きな問題となる可能性があります。
そのため明確な説明がより求められます。
今後の動向も見逃せませんね!