4月の映画興行収入が2000年以降で過去最低となったことを日本映画製作者連盟が発表しました。
4月16日以降は映画館が休館となったことが大きく影響を受けているようです。
元々映画離れが起きているという話は以前から出ていました。そして、VOD(ビデオオンデマンド)が発展していきますます映画館に行って映画を見る人が減っているという現状です。
このまま今の流れが続くと映画が廃れてなくなってしまうのではないかと不安に思っている人もいるかと思います。
今回は「映画は今後廃れてしまうのか」について考察していきます。
結論から言います。廃れません。
目次
映画は廃れない
映画は廃れません。その理由を説明します。
現在の状況を考えるとわかりますが「休館」せざるを得ないため収益が落ちてしまっています。つまり、休館の状態が収まればまた収益は戻ってきます。
そんなことを言ったら飲食店やカラオケ店、学校行事なんかも全てなくなります。密集を完全に避けることは不可能であるため予防をしましょう、とう流れになります。
実際、昨年の映画の興行収入は過去最高となっています。このことからも映画自体は廃れていないということがわかります。
そもそも興行収入が「96.3%」落ちたというのは廃れたときに起きる「徐々に減っていく」流れからは逸脱しています。
新しい作品が生まれ続ける限りは映画は廃れません。映画を最大の娯楽としている層もかなりの数がいます。
今の段階で映画撮影を中止している作品もたくさんあるでしょう。その作品が作られ始め、放映が始まればまた同じくらいの興行収入、もしくは反動でもっと多くの興行収入を得られる可能性があります。映画ファンたちは皆首を長くして待っていることでしょう。
そもそも映画は世界的にも芸術として認められているため簡単には廃れるわけがないんですよね。VODでは映画のように最新のものを見ることができないので映画はこれからも生き続けます。
映画が廃れない理由まとめ
- 現状は休館のため一時的に収入が落ちているだけ
- 新しい作品の数だけ映画館の利用者は生まれる
- 映画は世界共通の芸術である
- 映画は本当の最新の動画を見られる
今後の映画館はどうなる?
とは言っても以前と同じ状態であるとは言えません。映画館も徐々に変わっていくでしょ。
今後完全に今の状態が落ち着くまでは以下のような対応が取られる可能性があります。
- 1回あたりの人数を抑える
- マスク着用必須
- 出入り前後の手指消毒
- 館内の飲食禁止or飲食自粛
- 連続での映画視聴の自粛
あくまで可能性のため確定ではありませんが、現段階での他の施設での対応を考えると上記の対応がベストなのかなと思います。
1回あたりの人数を抑える
1回あたりの人数を減らすことで3密の可能性を抑えることができます。もちろん、文句は言われるでしょうが、今の状況を考えるとそこまで文句を言う人も多くはないと思います。
完全予約制にしてしまうのも手ですが、予約方法や周知が難しいと思うので1回あたりの人数を減らすことが楽なのではないでしょうか。収益は落ちますが、確実に映画を継続していく術の1つになるのかなと思います。
マスク着用必須
マスクは必須がベストでしょう。今のところマスクをしないで密集した場所に行く人はほとんどいません。マスクの流通も徐々に戻ってきているので可能かと思います。映画館内でマスクを忘れた人用にマスクも売れば良いのではないのでしょうか。利益のためではなく、感染予防のためであれば何の問題もないかと思います。
出入り前後の手指消毒
スーパーなどにもありますね。映画館も1回ごとに清掃はしていますが、除菌まで完全にできているとは考えにくいです。数が数なので。そう考えると手指消毒を映画の前後で行うことは重要であるかもしれません。
もちろん手が荒れやすい人もいるので何の成分の消毒なのかもしっかり提示しておけば良いでしょう。
館内の飲食禁止or飲食自粛
飲食もできるだけ機会をなくしてしまえばマスクを外す機会が少なくなります。そもそも、どこを触ったかわからない状態で飲食することは感染予防の面から考えるとあまりよろしくないです。
ですが夏などは水分は摂らなければいけないので「食事のみの禁止」とするのが良いのではないでしょうか。ポップコーンなどは手で直接触ります。これが体内に入ると感染してしまう可能性もあるので当面は自粛が良いかと思います。
連続での映画視聴の自粛
映画を1日に数本見る方もいますよね。見たい映画があればその分映画館に長居してしまうことになります。
しかし当面は映画の複数視聴を避けると3密を抑えることができます。これは自身を守るだけでなく映画館内の他の方を守ることにもつながります。
1人の行動で全体に影響が出てしまう可能性があります。落ち着くまでは複数視聴は自粛すると良いのではないでしょうか。
まとめ
「映画は今後廃れてしまうのか」ということで考察してきました。
少し冷静に考えると映画は今後も廃れずに残っていくことは明確ですね!
早く映画館の大きな画面で映画を見たいですね。新しい作品にも期待しています。
では、今回はこの辺で。