夏は外で遊ぶ機会が増え、海水浴や川遊び、キャンプなど様々なアウトドアが満喫できる季節です。
夏の夜と言えば「花火」ですよね!
家族や近所の子供たちとやる機会も多いかなと思います。
しかし、花火をやるうえで気を付けなければいけないのが”場所”です。
家の前の道路でや花火をしている方も多くいますが、法律的には大丈夫なのでしょうか?
今回は「花火は家の前の道路でも法律的には大丈夫?苦情対策や準備したいものは?」ということで紹介していきます。
目次
花火は家の前の道路でも法律的には大丈夫?

まずは花火を家の前の道路でやっても法律的には大丈夫なのか確認していきましょう!
基本的に公道はアウト・道路交通法
基本的に公道での花火はしてはいけないとされています。
公道とは道路の管理が国や地方公共団体の場合は公道とされます。
そのため、花火ができる道路は「私道」となりますが、ほとんどの方は私道が目の前にはないと思うので、庭や河川敷などで花火をすることになるでしょう。
法律として当てはまるのは道路交通法の76条です。
花火の記載はないのですが「道路において交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しゃがみ、または立ち止まっていること」に当てはまってしまう可能性があります。
花火をしたから必ず罰せられるということではないようですが「可能性」は十分にあるので注意が必要です。
広い道路であればできる場合も
公道でもかなり広かったり、人や車通りが少ない場合にやっている方もいるようです。
その場合は白線の外側で、さらに1番車道から離れた場所で行いましょう。
そして、公道を花火で汚さないように十分に注意してください。
とは言え、基本的に行動はアウトです。家の前の道路が広くても快く思わない人も多くいます。
そのため、通報され警察が注意に来るパターンもあります。
世間からの声
都会の住宅街はかなり密集していることもあり、道路での花火をよく思わない人も多くいます。
それは安全面と騒音による心配があるということです。
そのため、周りからの了承や許可を得てからではないと警察を呼ばれたり、苦情を浴びせられる可能性があるためご注意ください。
花火を家の前の道路でやるための苦情対策は?

では続いて家の前の道路で花火をやるための苦情対策を紹介します。
事前にご近所さんに周知する
やはり1番最初にするべきは花火をやることを周知しておくことです。
今後もその地区、住居で住んでいくのであればご近所さんとの仲は良好であるべきだと思います。
安全に配慮して行うことや騒音には注意することを伝えましょう(だから見逃してね的な)
そして、短時間で人数は少なめで花火はやりましょう。
アパートやマンションの人は管理人に確認
アパートやマンション住まいの方は家の前が駐車場になっているところもあるでしょう。
そのときはアパートやマンションの管理人に確認して、駐車場の空きスペースで花火をしてもよいのか確認してみましょう。
真夜中でなければ許可が下りる可能性はありますが、他の住居者とのイザコザが起きてしまう可能性があるため管理人としては微妙なところです。
ですので管理人に許可を得る際に「どこなら花火をしても良いか」を聞いてみてください。
運が良ければ良い場所を得ることができるかもしれませんよ!
思い切って場所を変えてみる
家の前の道路でやることを諦めたほうが安全・安心に花火ができる可能性があります。
自治体で花火が可能となっている場所を確認して、事前に申請しておくと良いでしょう。
花火というと公園や河川敷が思い当たる方が多いかもしれませんが、花火は禁止となっている場所もあり、禁止行為を行うと罰金となることもあるため必ず確認をしましょう。
他には庭を持っている方に場所を借りるという方法もあります。
一緒に花火しませんか?と声をかけ、場所を探しているという流れでスカウティングをしてみてはいかがでしょうか?
花火を家の前でやるために準備しておきたいもの

どうしても花火を家の前でやりたい方はしっかり準備してから行いましょう。
必ず準備したいのは水が大量に入ったバケツです。
花火をした後にバケツの水に漬け込み、確実に鎮火してください。
「大量の水」に必ず浸けてください。
できれば1週間ほどつけて置くと安全です。そのあとは燃えるゴミにいれて廃棄となります。
水に浸けずにそのまま燃えるゴミに出すと、再燃し火事となってしまう可能性があります。
ゴミとして安全に廃棄するまでが花火であることを忘れずに!
まとめ:家の前の道路でやる時は細心の注意を!
「花火は家の前の道路でも法律的には大丈夫?苦情対策や準備したいものは?」ということで紹介してきました。
道路での花火は基本的にはお勧めできません。しかし、どうしてもやりたいという場合は周りからの許可を得てからにしましょう。
1年に1回あるかないかの花火であれば、確実に花火が許されている場所で行うほうが安心ではあると思います。
花火の後の片付けは徹底的に行い、近隣の住民との仲が悪くならないように気をつけましょうね!