季節

雪虫の対策は?その生態と大量発生の理由やアブラムシとの違いは?

冬が近づくと道端に大量に現れる白い虫を見たことはありませんか?

その生物の名前は「雪虫」と言います。

毎年大量発生し、家の近くに現れると邪魔な存在となってしまいます。

今回は「雪虫の対策は?その生態と大量発生の理由やアブラムシとの違いは?」ということで紹介します。

雪虫の対策は?

では早速雪虫の対策から紹介します。

雪虫はアブラムシの仲間です。

つまり、アブラムシと同じ対策をすればある程度は家の近くへの発生を落ちつかせることができます。

アブラムシの苦手なものは以下の通りです。

  • 油膜を張るもの(油や牛乳や洗剤)
  • 木酢液の使用
  • ニームオイルの使用

油膜を張るもの

雪虫は羽があるため外を飛び回っています。

油膜を張る油などを噴霧すると羽につき飛べなくなったり、気門が塞がるため駆除することができます。

鬼門を塞ぐことを考えるのであれば油がオススメです。飛び交っている雪虫に油を吹きかけると良いでしょう。

油はちょっと・・・という方は洗剤を薄めたものがオススメです。

木酢液の使用

木酢酢とは木炭を作る際に出る水蒸気を冷やし、液体にしたものです。

ホームセンターに売っています。

これを薄めたものを作物に噴霧したり、土に撒くと良いでしょう。

木酢液は土壌の消毒や有益な微生物を増やすこともできるので定期的に使用すると良いでしょう。

思っていたよりも安いですね!

自宅で植物を育ていている人はぜひお試しください!

ニームオイルの使用

ニームとは主にインドなどで自生している樹木です。

ニームはハーブとしても用いられています。

アフリカではイナゴの大群が現れた際にたくさんの農作物や木々がダメージを負いましたが、ニームの木だけは丸々残っていたため研究されています。

そんなニームのオイルを希釈し作物や樹木などに噴霧することで雪虫が近づきにくくすることができると言われています。

根本的な解決方法は?

雪虫はモクセイ科の樹木(ヤチダモ)に集まります。

つまり、モクセイ科の樹木を家付近からなくせば雪虫が集まりにくくなるでしょう。

また、雪虫の大きさは3〜4ミリほどです。

屋内に入れたくない時には網戸などは目の細かいものを使用し、衣類などを叩いてから家に入りましょう。

雪虫の生態は?

続いて雪虫の生態について説明します。

雪虫の大量発生の理由は?

そもそも雪虫はなぜ大量発生するのでしょうか?

その原因は夏の気温が高かったことが挙げられます。

雪虫は飛ぶ能力自体はそこまで高くはありません。

そのため雨が多い日が多いとそこまで雪虫は多くはなりません。

気温が高くなることで一度に孵化する雪虫の数が増えるため、一度に移動する雪虫の数が多くなります。

そのため夏の気温が高かった年は雪虫が多く発生すると言われています。

2020年の秋〜冬は夏が暑かったこともあり雪虫の数が多くなると予想されています。

雪虫とアブラムシとの違いは?

雪虫はアブラムシの仲間であると先述しましたが実は雪虫はアブラムシの一種です。

そのため、アブラムシ対策さえでいれば雪虫の対策ができるといっても過言ではありません。

雪虫の詳細をまとめると

分類 半翅目タマワタムシ科/カメムシ目アブラムシ科
大きさ 5mm前後
生息地 北海道、本州
呼ばれ方 雪虫、ゆきんこ、綿虫、しろばんば

雪虫は数がいなければそこまで害は無いように思えますが、中には雪虫が起因となるアレルギーが起きる人もいるようです。

そのため、外出する際はマスクなどで口や鼻を覆っておいたほうが安全かもしれませんね!

まとめ:雪虫は冬が近づいている証!

雪虫の対策は?その生態と大量発生の理由やアブラムシとの違いは?」ということで紹介してきました。

雪虫自体はあまり悪いことはしないのですが、顔などにつくとやはり嫌な感じがしてしまいますよね。

冬の訪れを感じることができる虫でもあるためうまく対策して、季節を感じられると良いですね。