Youtube界の先頭に立っていると言える事務所「UUUM (ウーム)」。
いわゆるトップYouTuberと言われるヒカキンやはじめしゃちょーが所属していることで有名です。
しかし、そんなUUUMから脱退するYouTuberが増えています。
今回は「大手事務所UUUMからの脱退者が多い理由は?芸能界とのギャップが原因?」ということで紹介します。
目次
大手事務所UUUMからの脱退者が多い理由は?

ではUUUMから脱退者が多い理由を紹介します。
先に言いますが、UUUMが悪いから脱退者が多いというわけではないでしょう。
手数料20%取られている
売り上げの20%はUUUMがとっているようです。
売り上げ | 手数料(20%) | 手元に来る金額 |
30万円 | 6万円 | 24万円 |
1000万円 | 200万円 | 800万円 |
以上のものは例となります。
この20%というのはマネジメント料です。
トップYouTuberであればあるほど20%の金額は大きくなります。
しかし、成功しているYouTuberはほんの一部です。
Youtubeを専業とし、Youtubeだけで生活できている人は上位5%もいないでしょう。
ここに色々税金などが引かれると・・・
ほとんどのYouTuberは生活ができていない可能性が高いわけです。
こうなると20%のマネジメント料は本当に辛いものとなるでしょう。
手数料以上のリターンが感じられない可能性
しかし、マネジメント料の20%が引かれてもリターンがしっかり感じられれば満足するのではないでしょうか。
UUUM所属の「おるたなchannel」のお二人がなぜUUUMを辞めていくのかについてお話ししていました。
そこで大きな理由となったのは「UUUMにいる理由がないから」といっています。
つまり、20%にマネジメント料に見合ったサービスが受けられていないのが現状のようです。
Youtube界の事務所とは芸能事務所とほぼ同じ役割を担っています。
つまり「所属するYouTuberの活動を支援する企業」です。
動画などはもちろん、イベントなどでもYouTuberは働いています。
イベントごとに仕事を振ったり、マネージャーを配置したりなどなど。
本当に芸能事務所のように働いているようです。
しかし、Youtube界も芸能界と同じく人気がものをいう世界です。
仕事の割り振りなどもどうしてもトップYouTuberの方に偏ってしまっていたのかもしれませんね。
20%に見合うリターンがあれば今ほど脱退者が出ていなかったのかもしれませんね。
若い業界のためステップアップのために所属していた可能性
Youtube自体は割りと前からありましたが、今ほどではありませんでした。
それこそニコニコ動画がトップだった時代はYouTuberなんてことばすらありませんでした。
ニコニコ動画からYoutubeに移動してきた層も少なくはなく、そういった方々はある程度のファンを引き連れているため人気も一定以上望めました。
UUUM所属の「恭チャンネル」の恭一郎さんもニコニコ動画で一世を風靡していました。
UUUMには所属していませんが、ゲーム実況者のチャンネル登録者293万人のキヨさんもニコニコ動画スタートでしたね!
しかし、Youtubeからスタートとなるとファン(登録者)を得るためにはほぼ0スタートとなります。
ある程度までは毎日投稿、SNSでの活動などで上がれますがそれ以上となるとなかなか思うようにいかないでしょう。
そういった際には大手事務所の力を使い、PRしてもらいイベントなどの活動の機会を増やしてファンを獲得する方法もあります。
最近UUUMを抜けているYouTuberに共通しているのが人気YouTuberであることです。
あくまでも人気を得るためのステップアップの1つとしてUUUMに所属していたのではないでしょうか。
事務所の所属となると自由度は低くなることでしょう。
自分のやりたいようにやる下地ができたからUUUMを脱退している可能性も高いでしょう。
UUUMからの脱退者が多い理由は芸能界とのギャップが原因?

さらに、UUUMからの脱退車が多い理由のひとつに芸能界とのギャップがあるのではないでしょうか。
芸能界とYoutube界の違い
トップYouTuberがテレビなどにも出るようになってからそう日は経っていませんが、Youtubeは芸能界と入り混じってきているのが現状です。
しかし芸能界、つまりテレビ業界はYoutubeとは桁違いなほどに歴史があり、立ち位置も確立されています。
芸能人になることと、YouTuberになることは同じ難易度ではありません。
もちろん、芸能人とトップYouTuberとなるとまた話は変わります。
Youtubeで人気が出たからといって芸能界と同じ対応、人気というわけではありません。
しかし、そこに気づけない方もまた少なくはありません。
その割に何かを問題を起こすと助けてくれる人は多くはなく、人気が一転します。
それは事務所の違いも同じで、芸能事務所とYouTube事務所では世間的な立ち位置も違います。
芸能事務所ほどYouTube事務所は力はないため、思っていたよりもメリットがないなと感じてしまう可能性もあるでしょう。
そのせいもあってUUUMからの脱退も増えてしまっているのではないでしょうか。
芸能界からの参入の波が押し寄せている
さらに、芸能界からYouTube界への参入も増えています。
昨今話題となった手越祐也さんや江頭2:50さんなど2020年新人YouTuberランキングの上位は芸能人がほとんどを占めています。

国内最大級の動画SNSデータ分析ツール「kamui tracker」を運営する株式会社エビリー調べですが、物凄いですね。
芸能事務所がバックにあるYouTuberとなると、YouTube事務所がバックにいるYouTuberではほとんどは太刀打ちできないでしょう。
もちろん、トップYouTuberやジャンルが異なるのであれば別です。
このように芸能人が進出してきているとなると、もっと独自性を出さなければと考える人も少なくはありません。
その結果、事務所にいてはできないことをやるためにもYouTube事務所を脱退しているのではないでしょうか。
独立という話題性の獲得を狙っている可能性も
あとは「脱退」したという話題性の獲得も狙っている可能性があります。
後ろ盾がなく活動した方が応援されるという謎の傾向があります。
そのため、事務所脱退して個人で頑張っていきます!
というYouTuberは注目されやすくなります。
その結果登録者が増える可能性があります。
今ではネットニュースにまでYouTuberのニュースが並ぶ時代です。
一個の話題性が数千のファン獲得につながることもあります。
事務所はあくまでもステップアップの一つ、と考えている人も少なくはないでしょう。
まとめ:芸能界とYoutube界の事務所の違い、メリットの少なさから脱退している可能性が高い
「大手事務所UUUMからの脱退者が多い理由は?芸能界とのギャップが原因?」ということで紹介してきました。
UUUMが事務所として悪いということではなく、芸能界と比較することが多くなってきたことが原因ではないかと思います。
まだYoutube界の事務所関係はまだ若い発展途上です。
今後もっと立ち位置などが確立したらUUUMをはじめとする事務所に所属するYouTuberもまた増えてくるのではないでしょうか。
今後のYouTube界、UUUMに期待しましょう。