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賞味期限の月表示はいつまで飲食可能?月表示が増えている理由はなぜ?

あなたは賞味期限の表示が徐々に月表示になっていることに気付いていましたか?

実は多くの企業が賞味期限の表示を変え始めています。

今回は「賞味期限の月表示はいつまで飲食可能?月表示が増えている理由はなぜ?」ということで紹介します。

賞味期限の月表示はいつまで飲食可能?

ではまずは月表示はいつまで飲食可能なのかを「賞味期限」と「消費期限」の違いとともに紹介します。

賞味期限と消費期限の違いは?

まずは賞味期限と消費期限の違いを確認しましょう。

賞味期限:定められた方法で保存した際に、その食品の品質を十分に保つと認められる期限。

消費期限:指定された保存方法において、品質が劣化しやすいため速やかに消費すべき食材の衛生面において危険が発生するおそれがない期限。

もっと簡単にすると

賞味期限:美味しく食べられる期限

消費期限:その飲食物が劣化によって身体に害を与えずに飲食できる期限

となります。

基本的に消費期限の方が期限が短く、製造後5日以内期限のものは消費期限となることが多いです。

賞味期限はあくまでも「美味しく食べられる期限」であるため消費期限よりも長い期限となります。

賞味期限の月表示はその月の最後まで飲食可能

賞味期限の表示が「2020年10月5日」から「2020年10月」というような月表示に変わりつつあります。

月表示は「その月の最終日まで」であれば美味しく飲食できます。

つまり、「2020年10月」という表記の場合は「2020年10月31日」まで飲食可能となります。

賞味期限の月表示化はまだ全ての企業が行っているわけではありません。

しかし、今後は月表示の飲食物が増えてくるのは確実なのでいつまで飲食可能なのかはしっておきましょう!

賞味期限が伸びても大丈夫なの・・・?

ここで疑問になるのは「賞味期限が伸びて大丈夫なのか」ということでしょう。

例えば、「2020年10月1日」のものの表記が「2020年10月」となると「2020年10月31日」までとなります。

こうなると1ヶ月ほど賞味期限が伸びることになります。

賞味期限は「美味しく食べられる期限」ですが、1ヶ月も伸びてしまって大丈夫なのでしょうか?

これに関しては問題ないと考えられます。

今現在ある在庫の表示を変えるわけではなく、今後作られる商品の表記が変わっていきます。

そのため、その賞味期限に応じた表記に調節されるため問題はないでしょう。

賞味期限の月表示が増えている理由はなぜ?

では続いて賞味期限の月表示が増えている理由を紹介します。

食品ロスの削減を狙っている

賞味期限の月表示が増えることで食品ロスの削減が図れます。

「2020年10月5日」のものが「2020年10月31日」まで賞味期限が伸びると考えれば食品ロスはかなり改善されるでしょう。

農林水産省によると国民1人あたり年間で48kgの廃棄を出していると報告されています。

2017年には国内で612万トンの廃棄がでています。

食品ロスの問題は早急に改善する必要があるため、消費期限の月表示は早い段階で進められていくことでしょう。

スーパーやコンビニなどのお店でもメリットが大きい

実は賞味期限が月表示になると食品ロス以外にもメリットがあります。

スーパーやコンビニなどのお店では消費期限毎に棚の商品を前後させています。

もちろん、期限が近いものから手前に置いています。

しかし、お客さんの中には賞味期限が長いものから取る方がいるため順番が前後してしまい仕事に時間がかかってしまいます。

賞味期限の月表示化によって日にち毎の入れ替えが必要なくなり管理が簡単になります。

管理面においても時間のロスを改善することができるため良いことづくめであることは確実ですね!

まとめ:賞味期限の月表示はその月の最終日までなら美味しく飲食可能!

賞味期限の月表示はいつまで飲食可能?月表示が増えている理由はなぜ?」ということで紹介してきました。

食品ロスは今の日本では深刻な問題です。

もちろん、食品がよく流通している証拠でもあるのですが決して日本は裕福というわけではありません。

今後の日本の将来を考えると少しでも早く食品ロスの問題を改善する必要があります。

私たちも一人一人が食品ロスについて考えていきたいところです。

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