夏や秋はレジャーの季節ということもあり、アウトドアでの遊びをする方が多くみられます。
そして時期になると必ずと言っても良いほど目にする事故の報道。
あなたは自分が遭難や水難事故に遭った時にかかる費用を知っていますか?
今回は「遭難や水難事故でかかる費用は?事故が起きない山と海の対策は?」ということで紹介します。
目次
遭難や水難事故でかかる費用は?

では遭難や水難事故でかかる費用を紹介します。
大体の金額となるため全てがその通りにはなりませんが、費用を知って危険がないように気をつけましょう!
山での遭難の場合
山で遭難事故が起きた時には
- 警察(山岳警備隊)
- 消防(山岳救助隊)
- 民間
のいずれかが救助・捜索に入ります。
さらに大きな遭難事故となった場合には自衛隊やレスキューが出動することもあります。
基本的には警察が介入するため「110」に連絡すればOKです。
そして気になる費用です。
警察や消防に救出された場合は救助費用はかかりませんが、民間の場合は費用がかかります。
- 救助に参加した人の日当(数万円)
- 救助隊の食費や宿泊費用など
- 保険料
つまり、救助にかかる日数が長いければ長いほど費用が上がってしまうのです。
また、山が大きければ大きいほど参加する人数も増える可能性が高いため、とてつもない金額に・・・
命よりも大切なものはありませんが、お金も大切だと感じるならば無理な登山は控えましょうね。
基本は警察に連絡を!
海での遭難の場合
海での遭難の場合は基本は海上保安庁です。
また、海上保安庁と共に協力して捜索をする民間のボランティア団体である日本水難救済会が救助を担当します。
ボランティアと聞くと不安な感じがするかもしれませんが、訓練をかなり受けている救助員であるため安心してください。
海上保安庁も日本水難救済会も費用はなしで救助してもらえます。
しかし、海での水難事故の場合はほとんどの場合治療が必要となります。
そこで日本水難救済会では医師や看護師を現場に連れて行ったり、遭難者を医師と一緒に陸上の病院に連れて行く制度があります。
その制度を使うと以下の費用がかかります。
- 船主等負担金
- 事業協力金
この2つがかかります。
船主等負担金とは医師への手当てや危険業務への手当てなどが当てはまります。
医師と看護師のセットで20万円ほどとなるようです。また、事業協力金は10万円ほどとなります。
つまり、海上保安庁が動くレベルの水難事故が起きた場合は30万円ほどの費用がかかる可能性があります。
ヘリコプターはかなり高い!
そして山でも海でもよく使われるヘリコプターですが、これがなによりも高いです。
空からの捜索が必要とされる時のみ出動します。
なんと、1時間あたり50万円(80万円という説もあり)ほどかかります。
数日に渡る場合はとんでもない金額がかかりますね・・・
遭難や水難事故が起きない山と海の対策は?

遭難や水難事故を起こさなければ山も海もとても楽しい場所です!
ここでは遭難や水難事故を起こさないための対策法を紹介します!
山の対策
まずは山の場合からです。
登山やキャンプなどで山に登る際には必ず以下のことを心がけましょう。
- 行先はかならず周知する
- 山奥までは行かない
- 電波の届く場所を選ぶ
この3つが守れれば山でレジャーを楽しむことができるでしょう。
まず、行先はかならず周知してください。突然いなくなってもどこにいるかは周りの人はわかりません。かならず「〜にキャンプしに行きます」と誰にでもいいので話しましょう。
レジャーを行う場所は山奥ではなく、電波の届くある程度人が立ち入る場所で行いましょう。
電波さえあれば携帯で連絡を取れますし、人が近くにいれば何かしらの行動にうつせます。
まとめると、行き先を伝えて無理のない山遊びをすることを心がけましょう。
海の対策
海の場合は以下のことを心がけてください。
- 遊泳禁止区域では絶対に泳がない
- 泳ぐ場所の深さを知っておくこと
- 子供が一緒の場合は絶対に目をはなさない
- 溺れそうになったら上を向く
以上の4つを守りましょう。
基本的に泳いで良いとされる場所でしか泳がないようにしてください。
海水浴場などは泳ぐために整備されているため比較的事故が起きにくい場所です。
しかし、それでも毎年事故が起きていることを考えると、遊泳禁止区域などは特に事故が起きやすいことがわかるでしょう。
遊泳禁止区域はどのようにして、誰が決めてるの?法律違反になる?
そして、子供と一緒にいるときは絶対に目を離さないでください。「目を離したつもりはないんですが」と言いますが、実際に目が離れた結果海で溺れる事故が起きています。
そして、子どもも大人でも共通なのが「溺れそうになったら上を向いて浮かぶ」ことを意識してください。
浮力があるため浮かぼうとすれば溺れずに済みます。
暴れると体は沈み、海水を飲んでしまいさらに焦るため、まずは浮かぶことを意識してくださいね!
不安な時はレジャー保険をの利用を!

どうしてもレジャーでの事故が不安な人はレジャー専用の保険もあるので試してみてはいかがでしょうか?
1日単位の保険もあるため、自分の遊びに行く頻度と相談して調べてみるといいでしょう。
三井住友海上や楽天損保などの大きなところもやっているので安心して保険を組むことができると思います。
事故が起きないように気をつけつつ、レジャー保険にも入って安全に楽しみましょうね!
まとめ:注意さえすれば山も海も最高!
「遭難や水難事故でかかる費用は?事故が起きない山と海の対策は?」ということええ紹介・説明をしてきました。
山も海も注意さえすれば最高に楽しめます。
事故が起きると命の危険と財布の危険が訪れる可能性があるため、十分に注意しましょうね!
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