平成28年1月1日から始まったマイナンバー制度。
みなさんはマイナンバーカードを持っていますか?
マイナンバーカードが保険証と一体化となる本格運用が2021年3月から開始予定でしたが、延期となってしまいました。
3月4日からのプレ運用で問題があったようですが、果たしてマイナンバーカードの保険証一体化によるメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
ではここではマイナンバーカードが保険証代わり(一体化)となるメリットとデメリットを紹介します。
ただでさえ普及率の低いマイナンバーカードですが、メリットがなければ誰も作りたくないですよね。
目次
マイナンバーカードが保険証代わりになるメリット

ではさっそくメリットから紹介します。
ここが強くなければ作る面倒臭さが買ってしまいますから重要です!
保険証を持ち歩かなくても良くなる
まずは第一に保健所の持ち歩きが不要となる点でしょう。
保険証は縦 54 ㎜、横 86 ㎜の大きさで財布に入れて持ち歩いている人が多いのではないでしょうか。
病院や薬局に行くことが多ければ忘れることもないでしょうが、たまにしか使わない人にとっては身近なものではないでしょう。
久しぶりに使おうと思ったけど見つからない、なんてこともあるかもしれません。
その保険証を持ち歩かなくても受診ができるのであれば少し手間が省けると思いませんか?
なんとなく体調が悪いから病院に寄ってみるなんてことも保険証を持っていなくてもできてしまうのです。
マイナンバーカードの身分証明が一般的になる
現在、マイナンバーカードの普及率が高くないからか身分証明の欄にマイナンバーカードがないことがあります。
しかし、マイナンバーカードが保険証と一体化となった際には保険証と同じ程度には認知度もあがることでしょう。
そうなると身分証明としても十分使えますし、顔写真もついているためマイナンバーカード一枚で契約などを取り交わすことができます。
純粋に今後はマイナンバーカードでできることは確実に増えていきます。
菅義偉首相は31日の衆院内閣委員会で、マイナンバー制度に関する国費支出の累計が関係法成立後の過去9年で約8800億円に上ると明らかにした。
引用元:yahooニュース
上位のようなニュースがありました。
マイナンバー制度関連で既に8800億円もの大金が使われています。
そんな状態で今更マイナンバー制度を衰退させるようなことはまずないでしょう。
今後ほぼ確実にマイナンバー制度の立ち位置は大きく変わると言えます。
保険証以外の情報も一括化できる可能性
マイナンバーは保険証としての役割を持つだけでなく、今後はもっとたくさんの役割を担うことになります。
医療費の負担額の上限などのお金関係も一括で集計することができるかもしれません。
保険証だけでなく個人の情報を担うマイナンバーカードだからこそできることだと思います。
これは使用者だけでなく、医療関係機関にとっても嬉しいことです。
どの医療機関をつかったのか、どの薬を使っているのかなどといった情報もいずれは整備されていく可能性はあります。
そういった意味では将来的にはマイナンバーカード中心の生活もありうるわけです。
マイナンバーカードが保険証代わりになるデメリット

続いてデメリットについて紹介します。
保険証と一体化になってすぐは対応できない可能性あり
現在、ほとんどの医療機関では縦 54 ㎜、横 86 ㎜のものを受け取り確認しています。
マイナンバーカードはICカードのためそれを読み込むための機会が必須となります。
つまり、全ての医療機関でマイナンバーカードを使えるようになるには私たちの思っているよりも時間がかかることが考えられます。
現在、3月から本格的に指導する予定だったマイナンバーカードの保険証一体化は2021年10月を目処としています。
これはプレ運用の問題点への対策だけでなく、この間に機器類も準備する時間だと思われます。
全国の病院や診療所、薬局ということを考えると半年の延期では足りないかもしれませんね。
仮に、マイナンバーカードの保険証一体化に対応できない場合は、従来の保険証が必要となるためあまり旨味はないかもしれません。
マイナンバーカードを保険証として登録してみたよ
登録はスマホで恐ろしく簡単に出来たけど、対応している医療機関じゃないと使えないらしい
結局そういうことかー
ちっ— スパメタっぽいハゲ(真面目じゃないメガネ) (@OttoWith) March 31, 2021
マイナンバーカードの紛失=保険証の紛失
保険証の紛失ももちろん大変ですが、マイナンバーカードの紛失はその比ではありません。
私たちの情報がほぼ全て入っているわけですからね。
マイナンバーカードをを落とすと、保険証紛失と同じ、もしくはもっと大変な被害となる可能性はあります。
ただでさえマイナンバーカードは普及率が低く、私たちにとっては認知度が低いカードです。
どこにいれたかなんてあっという間に忘れてしまいます。
マイナンバーカード中心の生活レベルまでにならなければ紛失などの可能性はかなり高いかと思われます。
保険証でさえ無くしてしまう方がいるのですから・・・
マイナンバーカードを無くした可能性がほぼほぼ確定しつつある。😭
捨ててしまったのかな😱— micasu34 (@micasu34) March 30, 2021
保険証としての情報以外も見られる可能性
これも怖いのですが、保険証としての情報以外もマイナンバーカードから抜き取られてしまうのではないかという心配もあります。
そもそもマイナンバーカードで情報を預けるほど政府信用されてないんですよって事は理解できないんだろうなあ
— 江楠 (@sk56rn_op) March 31, 2021
個人の情報がほとんど詰まっているカードですからね。
今は詐欺などには使われていないにせよ、近い将来ありうる話ではあります。
特に高齢者は注意が必要です。
マイナンバーカードにいろいろな機能がついた場合、とりあえずマイナンバーカードを提出すれば良いと考えてしまい、他人に見せてしまう可能性もあります。
マイナンバーカードはクレジットカードよりも重要なデータが含まれるため最新の中止が必要です。
そんなカードが保険証の代わりになるとは言えむやみやたらに持ち歩くのはいかがなものでしょうか・・・
まとめ:保険証を持ち歩いたほうが楽かもしれない
マイナンバーカードが保険証代わり(一体化)となるメリットとデメリットを紹介してきました。
正直なところ、マイナンバーカードを作ったり持ち歩くよりは保険証を持ち歩いたほうが楽かもしれません。
純粋に保険証以外の機能もどんどん増えてきた場合はマイナンバーカードを持ち歩いたほうがいいかもしれません。
しかし、その場合はマイナンバーカードをなくしたら終わりです。
リスク分散という意味でもマイナンバーカードで一括化しないほうがいいのかなと思ってしまいます。
今のところ、デメリットの方が大きそうな気が個人的にはします。