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長寿番組の胸いっぱいサミット!の終了理由はなに?

関西地区などで放送しているバラエティの胸いっぱいサミット!の番組終了が発表されました。

2021年3月いっぱいで終了ということで悲しんでいる方も多いかと思われます。

人気番組であったのにも関わらず終了するのはなぜなのでしょうか。

今回は「長寿番組の胸いっぱいサミット!の終了理由はなに?」ということで紹介します。

長寿番組の胸いっぱいサミットの終了理由:一定の役目を果たした

長寿番組であり、視聴率も安定してた胸いっぱいサミット!が終了する理由として

「長い間、視聴者の皆さまに支えられてきましたが、総合的に考え、一定の役目は果たしたと判断しました」と関西テレビは伝えています。

同局がコメントした「一定の役目を果たした」とはどういうことなのでしょうか。

胸いっぱいサミット!は1994年1月15日に「たかじん胸いっぱい」という故やしきたかじんさんが司会を務めていた番組から始まりました。

そしてやしきたかじんさんが亡くなった2014年以降も2015年4月4日まで「たかじん胸いっぱい」という番組名で放送されていました。

同番組は出演者がある題材に対して議論し合うといった内容となっており、時折その議論の激しさゆえに発言が過激となって注目されてしまうこともしばしばありました。

胸いっぱいサミット!における一定の役目というのは「今の世の中における物事への批判や考え方をリアルに伝える」ということだったのでしょう。

番組コンセプトである「本音トークで世の中を斬る」を体現してきたわけですが、現代の考え方や放送倫理的に視聴者の趣向から外れてきてしまったのではないでしょうか。

視聴率を見ると最高視聴率20.5%とかなり優秀な番組であることがわかりますが、最近では視聴率2桁に満たないことがほとんどとなっています。

視聴率が表しているように徐々に視聴者の楽しめる内容から離れていってしまっていたのかもしれませんね。

胸いっぱいサミット!出演者の問題発言も原因か?

胸いっぱいサミット!では先述したように出演者がある話題に関して討論をします。

時折り発言が過激となり問題視されることもありました。

近々ではデヴィ夫人の発言が問題となっていました。

2020年10月24日の放送で「不妊の9割9部は堕胎によるもの」といった発言で炎上し、謝罪を行っていました。

不妊で苦しんでいる人が多くいるなかでのこの発言はネット上でかなり荒れました。

さらに2019年5月には岩井志麻子さんの「(韓国人は)手首を切るブスのようなものだ」と発言し、SNSで炎上していました。

BPO放送倫理検証委員会は、放送倫理に違反するとの「意見」を公表しています。

BPO放送倫理検証委員会に関してはこちらで詳しく説明しています。

このような発言から発言者だけでなく番組自体に嫌気を指してしまう人も多くいたようです。

視聴率の低下にはこのような背景も関係していることは間違いないでしょう。

まとめ:番組出演者の発言や視聴率の低下が原因で終了となってしまった可能性あり

長寿番組の胸いっぱいサミット!の終了理由はなに?」ということで紹介してきました。

胸いっぱいサミット!の終了理由としては

  • 放送内容が現在の視聴者層の趣向から外れてきた
  • 出演者の発言が原因で視聴率が下がってきた

この二つの可能性があるということです。

とはいえ、27年続いた長寿番組のため固定ファンもたくさんいたことでしょう。

関西テレビとしては新しい風を入れるために終了させた可能性もあります。

次の後番組はまだ決まっていないとのことですが胸いっぱいサミット!のように長寿番組になることを期待しましょう。