「今だけは男ね〜」といって男子トイレに入ってくる中年の女性がいた。
そんな話がたまに見られます。
しかし、女子トイレに男性が入るとすぐに問題となります。
しかし、男性が女子トイレに悪意なく入った場合は罪となるのでしょうか?
今回は「男性が女子トイレに入ったら有罪?無罪?罪となるのはどんなとき?」ということで紹介します。
目次
男性が女子トイレに入ったら有罪?無罪?

男性が女子トイレに入ったら有罪になるのか、無罪になるのか。
結論から言うと、理由によりけりであることが多いです。
有罪の場合は「建造物侵入」ということになるようです。
正当な理由があるかないか
まずは正当性がある場合は罪とはなりません。
正当性とは
- 警察が犯人を追うとき
- 体調不良者を運び出すとき
- 掃除
あくまでもごく一部ですが、このような場合には正当性が認められます。
正当性というと難しい感じがしますが、誰が見聞きしても納得できる状況なら問題はないと言えます。
故意的であるかないか
故意的であるかどうかも問題となります。
故意的、つまりはわざとかどうかです。
男性トイレは青、女性トイレは赤というイメージがあるかと思います。
ごく稀になぜか男性トイレが赤、女性が青
男性トイレが濃い青、女性トイレが水色
このようなトラップチックな場面があります。
そういったときに間違えて入ってしまった場合は罪にはなりません。
そのほかにも歩きスマホしながら間違えて女子トイレに入ってしまった場合もセーフです。
また、浜松科学館の女子トイレに正当な理由がないのに侵入した罪に問われた64歳の男性は無罪となりました。
これはトイレのマークが紛らわしいと言う理由で無罪となりました。
このように故意的でないと認められた場合は無罪となります。
緊急性があるかないか
正当性がある、故意的ではない、さらにもう一つあります。
それが緊急性があるときです。
ものすごくトイレに行きたい。でも男子トイレは全て埋まっている。
女性トイレは空いている。我慢できない。女子トイレの中に声をかけて了承を得たうえで女子トイレにGO。
この場合は罪には問われません。
基本的に「用を足す目的」であれば罪となることはありません。
しかし、念のために入る前には女子トイレに声をかけたり、出てきた女性に中の様子を伺って借りるのが危険がなく良いでしょう。
男子トイレ→多目的トイレがどちらもダメだった場合にはこの方法もありです。
男性が女子トイレに入って罪となるのはどんなとき?

正当性があるとき、故意的ではない、緊急性があるときは罪に問われません。
では、男性が女子トイレに入って罪となるのはどんなときでしょうか。
これは「用を足す目的以外」の場合は罪に問われます。
よくニュースになるのは盗撮目的の侵入ですが、普通にアウトですよね。
それ以外にも用を足す目的以外であればアウトとなる可能性が高いです。
また、先ほど罪に問われないといった緊急性がある状況ですが、罪となる可能性があります。
男子トイレが空いていたり、漏らしてしまうほどではないと判断された場合には罪となる可能性があります。
長時間の滞在や同じ場所の女子トイレをなんども借りていた場合には有罪とされる可能性が高くなります。
中年のおばさんが男子トイレに入ってくるのはどうなの?

では中年のおばさんが男子トイレに入ってくるのはどうなのでしょうか。
女性の場合は男性よりも1回のトイレの時間がかかるため回転率が悪く、混み合う可能性が高い傾向にあります。
そして、中年のおばさんは用を足す目的にのみ突き進みます。
つまり、緊急性があるというところに引っかかる可能性があるため罪に問われない場合がほとんどです。
これが女子トイレが空いていたり、用足し以外の目的ならアウトですがほとんどの場合は違います。
しかし、入るときに一声かけるべきではあるため、男性側が本気で訴えれば罪となる可能性はあるので(中年のおばさん側は)注意が必要です。
ちなみに「今だけは男ね」は正当性はなく、故意的であり、緊急性を感じないため言わない方が良いでしょう。
まとめ:正当性・故意的・緊急性から無罪・有罪が決まる
「男性が女子トイレに入ったら有罪?無罪?罪となるのはどんなとき?」ということで紹介しました。
正当性・故意的・緊急性から無罪・有罪が決まります。
男性女性関わらず、それぞれの性別以外のトイレに用足し以外の目的で入ったらほぼアウトなので気を付けましょう。
また男子トイレに急に入ってくるおばさんは自重してください。