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国立大学の学費が値上げし昔よりも高くなっている理由はなぜ?

大学というと国立大学や県立大学、私立大学などにわかれます。

大学はお金がかかる。けど国公立大学なら安く済むよ!という声も多数あります。

しかし、そんな国立大学の学費も昔と比べると今の比じゃないくらい上がっていることがわかりました。

今回は国立大学の学費が値上げし昔よりも高くなっている理由はなぜかを紹介します。

国立大学の学費が昔と比べて高くなっている理由

国立大学の学費が昔よりも高い理由はずばり「大学教育への公的な支出が低い」ことが挙げられます。

「つまり、大学教育には力をいれていないということ?」

と気になる方もいるかと思いますが、それは違います。

これを説明するには国立大学の値上げ歴史を見ていく必要があります。

1970年度 国立大学の学費は公共料金としてみなされていた。
1970年代 私立大学と国立大学との学費格差が問題視され始める。
1970年代以降 毎年の学費の是正開始。
2004年 国立大学が法人化され独立採算へ。国の交付金↓
国が定めた標準額から一定範囲(現在20%)内であれば大学が独自に学費を増減できるようになった。
以降 国立大学の平成16年度以降の額は国が示す標準額となった。

簡単に表にするとこのような流れになります。

今から50年ほど前は国立大学の学費の立ち位置が現在とは全く異なる状態でした。

公共料金と言われるほどの金額です。学生がアルバイトを行うと学費を稼げてしまう程度でした。

もちろん物価の違いもありますが物価と比較しても学費の方がかなり低めに設定されていました。

私立大学は昔からとても学費が高かったものの平成12年頃には入学金に関してはほぼ国立大学と同じ金額となっています。

2004年以降は国が定めた学費(授業料や入学金)となっています。

つまり、昔と比べて今の方が国立大学の学費が上がっているのは

私立大学と国立大学の学費格差を埋めたから、ということになります。

もちろん、国からの公的な支えがあれば変わるのでしょうが今後も変わることはないでしょう。

奨学金という流れで国が関わってくるのはありそうです。

国立大学の学費についてのTwitterまとめ

 こうみると高いですよね。金銭的な面で大学に行けない人が増えているのも納得です。

岸田首相は奨学金のあり方についても考え直すとのことでしたがまだまだ先のことになりそうですね・・・

子どもを大学に入れられないかもしれない、幸せにできないかもしれないと考えて子どもを作らないと考える人も少なくはないみたいです。

学びたい人の枷となるのがお金というのだけは避けたい気持ちはありますね。

まとめ:昔よりも今の国立大学の学費の方が圧倒的に高い

ということで国立大学の学費が昔よりも上がっている理由について説明してきました。

昔は自分で働いて・・・と言われる方も少なくありませんが学生のバイトだけでは賄えない金額まで上がっています。

今後国は奨学金に関して対策を取っていくようですがそれでも足りないと思います。

今後の日本を引っ張っていく世代が学びやすいシステム作りを望みます。