皆さんはどこの携帯電話の会社を使っていますか?
最近では格安スマホと言われるものが増え、月に2〜3000円で利用できるものが増えています。
しかし、それでも高いとされる3大キャリアを利用している人が多くいます。
今回は「携帯会社に3大キャリアが高い理由は?電波料見直しでどうなる?」ということで紹介します。
目次
携帯会社の3大キャリアが高い理由は?

では早速3大キャリアが高い理由について紹介します。
3大キャリアは格安スマホよりも本当に高いの?
そもそも3大キャリアは本当に格安スマホよりも高いのでしょうか?
3大キャリアの最安値の設定と格安スマホの最安値設定で比較してみましょう。
格安スマホは私は楽天モバイルが好きなので楽天モバイルを比較に使います。
キャリア | 価格 | その他情報 |
au(新auピタットプラン) | 1,980円 | 1GB未満、通話オプションなし |
docomo(ギガライト) | 1,980円 | 1GB未満、通話オプションなし |
SoftBank(ミニモンスター) | 1,980円 | 1GB未満、通話オプションなし |
楽天モバイル(スーパー放題プランS) | 1,480円 | 2GB、10分間かけ放題 |
こうやってみると如何に楽天モバイルが安いかがわかりますね。
しかも、三大キャリアの「au」「docomo」「SoftBank」はさらにいろいろ登録したり、通話のオプション・データ容量の追加などをすると余裕で8,000~10000円を超えることもあります。
3大キャリアが高い理由
3大キャリアが高い理由はそもそもの1GBあたりの価格が高いこと、携帯電話を分割で購入していること、不要なオプションをつけていることが挙げられます。
携帯ショップなどにいくと「これとこれをオプションでつけると機種変更の代金が安くなってお得ですよ」と言われたことがありませんか?
機種変更をするために行くにしても分割で支払うとその分手数料などがかかります。
また、見た目は安くなるように見えるオプションも安くするために使いもしないのにつけてしまっているパターンもあります。
もろもろを合わせると月に1万円を超える出費となっている方もいるようです。
3大キャリアを使い続けたい人は今すぐに
- 分割で支払っているものは払い切って手数料を節約する
- いらないオプションはないか確認する
- 自分の使用している通信量が余っていて無駄になっていないか確認
以上を確認しましょう。
格安スマホとどっちが良いの?
では3大キャリアと格安スマホはどちらが良いのでしょうか?
結論、どちらでも良いと思います。
携帯電話の性能は最小限で良いと言う方や、家にWi-Fiがしっかりあるよという方は格安スマホで良いと思います。
逆に携帯をしっかり使っていて、外出が多く家のWi-Fiをあまり使っていないよという方は3大キャリアを使うといいでしょう。
格安スマホは通信速度が遅いんじゃないの?と思う方もいるかもしてませんが、そこは安心してください。
格安スマホも3大キャリアと同じ回線を使っています。
楽天モバイルは独自の回線を使い始めたようですが、ほとんどの格安スマホのキャリアは3大キャリアと同じ回線を使っています。
そのため3大キャリアを比べてめちゃくちゃ通信が遅いということはありません。
とにかく安さを求めるのであれば格安スマホの方が良いと思います。
携帯会社の3大キャリアは電波料見直しでどうなる?

菅官房長官が2020年9月13日に電波料について発言していました。
菅官房長官の発言
菅官房長官は「公共の電波を提供しているので国民にとって便利で使いやすく、安いということは極めて大事だ」と発言していました。
つまり、現在の電波料が高いということを表しています。
大きく値下げをしている格安スマホのキャリア以外の大手キャリアへの牽制でしょう。
「au」「docomo」「SoftBank」の3社は確かに極端に高いわけですが、電波料とはどのようなものなのでしょうか?
電波量ってなに?
電波料とは「電波利用料」のことを指し、総務省で電波利用料制度について記載があります。
電波は、テレビや携帯電話などの身近なものから、警察、消防・救急、航空、船舶、防災など公共性の高い無線通信まで幅広く利用されており、今後もさらに利用が増大することが予想されます。
電波利用料は、不法電波の監視等電波の適正な利用の確保に関し、無線局全体の受益を直接の目的として行う事務(電波利用共益事務)の処理に要する費用(電波利用共益費用)を、その受益者である放送事業者が開設する放送局、電気通信事業者が開設する基地局や固定局、個人の方々が開設するアマチュア局や簡易無線局など、原則として全ての無線局について公平に御負担いただくものです。(ただし、国又は地方公共団体が開設する無線局のうち、国民の安心・安全や治安・秩序を目的とするものなど一定の要件に該当するものについては減免。)
と記載されています。
つまり、大手キャリアの事業者は電波を利用して収益を得ています。
そのため、大手キャリアの事業者はそれぞれが分割して支払いあっています。
現段階では
事業者名 | 電波利用料の負担額(H27年)百万単位 |
株式会社NTTドコモ(docomo) | 20,128.9 |
KDDI株式会社(au) | 13,194.2 |
沖縄セルラー電話株式会社 | 98.5 |
ソフトバンク株式会社(SoftBank) | 16,537.3 |
UQコミュニケーション株式会社 | 8,634.1 |
Wireless City Planning株式会社 | 5,692.1 |
以上が平成27年での電波利用料の各キャリア会社での負担額です。
3大キャリアが圧倒的に多くを負担しています。
これは多くの回線を3大キャリアが占めているということでもあります。
つまり電波利用料の負担額を減らしてあげるから、私たち国民がが支払っている利用料(特に3大キャリア)を減らして使いやすくしましょうね!
ということです。
携帯電話利用料金を値下げせざるを得ないことに
本当に電波料を下げることで、携帯電話利の用料を値下げすることができるのでしょうか?
これは「Yes」と言えます。
実は電波料に関しては数年前からずっと言われていたことでした。
携帯電話の利用料が高いということも同時に言われ続けています。
国が重い腰を上げて電波料を引き下げた結果、3大キャリアが値下げをしなかった場合得をするのは3大キャリアのみとなります。
そのような状態を知った利用者はそのキャリアを使い続けるでしょうか?
ただでさえ格安スマホがどんどん増えています。
性能としてもほとんど3大キャリアとは差がありません。
つまり、利用料が高いところを使うだけ無駄だと分かることになります。
顧客の確保をするためにも3大キャリアは利用料を下げなければ顧客確保の戦いをすることができない可能性があります。
そのため、携帯電話の利用料は値下げせざるを得ないと考察できます。
(新機種の分割の手数料を増やしたりして対策はしてきそうですがね・・・)
まとめ:3大キャリアは高すぎ!!!
「携帯会社の3大キャリアが高い理由は?電波料見直しでどうなる?」ということで紹介してきました。
こうしてみると3大キャリアは高いことがわかります。
菅官房長官が発言した電波料の見直しによって私たちも携帯電話を使いやすくなることでしょう。
しかし、回線利用料が下がっても他の部分で収益を狙ってくるはずなので本当に自分に必要なのかを吟味できる力も今後は一層必要になると考えられます。
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