2019年11月に亡くなった中曽根元首相の内閣と自民党の合同葬が2020年10月17日に行われました。
今回の合同葬には税金が支出されました。
これに対してネット上や野党からは批判が相次いでいました。
今回は「中曽根元首相の合同葬の費用に税金が使われたのはなぜ?」ということで紹介します。
目次
合同葬とは?

そもそも合同葬とはなんでしょうか。
合同葬とは一般に「会社が行う葬式と一般葬(個人葬)を一緒に行うこと」です。
今回の場合は内閣と自民党とが行なった葬式ということになります。
内閣と自民党の合同葬は過去にも税金が使われていた?
今回問題となったのは合同葬に税金が予算として使われたことです。
基本的に国葬というものは戦後でなくなりましたが、今回の葬儀も似たような感じとなっています。
総理大臣をしていたら必ず行われるというわけではなく、日本において大きな貢献をした方に行われます。
合同葬や国葬は国費から使用されます。つまり、税金からでていたこともあります。
過去にも税金で行われていたにもかかわらず、今回はなぜこんなにも批判が大きかったのでしょうか?
使われた税金はどのくらい?
批判が大きかった理由はその費用にあります。
故中曽根元首相の合同葬に約1億円の支出。
故小渕恵三氏7555万円
故鈴木善幸氏5449万円
故橋本龍太郎氏7702万円
故宮澤喜一氏7696万円
と比べても過去最高だ。何故これが「必要最低限の経費」なのか?
https://t.co/IbQs0OdDZw— 福山和人 (@kaz_fukuyama) October 18, 2020
今回組まれていた予算は9600万円です。
これは過去の合同葬などと比べるとトップクラスでの予算となります。
現在の日本の状況を考えると約1億円を使用してのこの葬儀に納得がいかないのも当然ですね。
この1億円の予算の根拠について明確に説明があればまだよかったのですが、その説明はなく根拠が不明瞭なままでした。
最低限の費用であるとの発言があるため、内訳を明確にすることはできるはずであるという意見が多数あります。
中曽根元首相の合同葬の費用に税金が使われたのはなぜ?

では続いて合同葬の費用に税金が使われている理由についてお話しします。
中曽根元首相の合同葬の費用に税金が使われた理由
中曽根元首相だから税金が使われていたというわけではありません。
今回のように国の予算から支出することは少なくはありません。
ただ、金額とタイミングが悪すぎたのかもしれません。
そもそも合同葬は必要だったのかという疑問もたくさん出ています。
元首相の合同葬に税金を費やすのってさ、マジでやめてほしい。その上、弔意を要求するってさ…考えたら、この先、森氏や小泉氏、麻生氏や安倍氏とかも亡くなる度に、こんな馬鹿げた税金を費やすわけ?弔意の要求もだよ?でさ、やるとして他党の元首相の場合でも、内閣として協力するの?鳩山氏とかも?
— 赤色法師 (@red_hohshi) October 15, 2020
報告は いらない
税金で合同葬やる必要あります?
反対はしなかったんですね
やはり政治家って烏合の衆
国民が反対しても
強引にやりますし— ぶっちゃん (@toyota8194) October 17, 2020
河野行政改革担当相の発言
河野行政改革担当相は今回の合同葬に関して以下のように述べていました。
功績がある方をどうたたえるのか。あるいは多くの方の気持ちにどのように寄り添った儀式をやるのか。政府としてはそういうことを考えながら、見直しをしていくということは、大事なことだ
このコメントが出た時には今回の合同葬の予算に是禁が使われていることに関して考えてくれているなと思っていました。
しかし、よく考えるとそこまで重要視はされていないように思えます。
その結果、合同葬は行われ9600万円を使いました。
今の日本の経済状況を考えるともっと使い道があったのでは無いでしょうか。
まとめ:合同葬の必要性や内訳を透明化しないと国民は納得できない
「中曽根元首相の合同葬の費用に税金が使われたのはなぜ?」ということで紹介してきました。
合同葬自体は悪いことではなく、長年日本を支えてくださった方への感謝の意もあるので問題はありません。
透明性、誠実な説明ないためこのような騒ぎとなってしまいました。
故人を尊重し、敬うためにもこのままの不透明さではダメでしょう。
今後の説明が気になるところです。